塵芥の風積地:EX-ONE「フツウノファンタジー」レビュー

日記書いたりPCゲームのレビュー書いたり。行く先は風の向くまま気の向くまま。
『フツウノファンタジー』|EX-ONE

フツウを噛み締める物語。

EX-ONE第2作、色々とありました
ADV「フツウノファンタジー」のレビューです。

体験版の感想はこちら

ネタバレ注意。

総合シナ 
 リオ
キャラムービー音楽演出シス 
 テム
62566565764



プレイ時間はたぶん総計9時間くらい。
共通 5:40
リブラ 40
カレン 40
クリス 40
ヒスイ 40
おまけ 50
フルプライスとしては短いですね。これならもっと
ヒロインとの脇道増やしても良さそうなものですが。
おまけは本筋中のサブイベントなどひっくるめて。


インストール容量は1.91GB。
近頃にしてはとても軽め。

修正パッチは07/07現在なし。

ルートの制限はなし。推奨順もなし。
好きなキャラを最初に持ってくるのが一番かと。


■分野別評価

・シナリオ 5
魔王が素性隠して勇者パーティーに紛れて自分討伐の旅に出るお話。
をRPG作品の仕様やお約束など散々ネタにしながら書かれる作品。

まず言っておくべきは話数形式でシナリオが一本道。
途中数話の分岐がありますがそれ以外は選択肢による直後の
展開変化くらいで物語の大筋には一切関わりません。
まあRPG作品をADV形式にしたようなものですから、これに関しては
確かにそういうものでもおかしくないでしょうか。
エピローグは一応変わりますし。

問題はパロディネタの扱い。私には風刺ばかりに見え、
愛が感じられませんでした。これは宜しくない。
タイトル変更と共にテキストにもかなり修正入ったでしょうから、
本来どのような形になっていたか定かではありませんが、
まあこの分だとそう変わらなかったでしょう。

お気に入りルートは……ルートが無いようなものなので該当なし。


・キャラクター 6
大体パーティー行動なので必然的にメインヒロイン達の出番がかなり高め。
サブキャラ達は困った時を狙ったように登場。特にグリーンとアクアリーフは
本当に只の便利屋でしか無かった。元からそういう立ち位置の可能性はあるけど。
主人公が常にツッコミ側なのでプレイスタイルが投影タイプの人は疲れること請け合い。

殆ど共通なので好きになる過程というものが結構なおざり。
ので二人きりになるまでは兎も角その後の展開が唐突に感じる
事もあるかも知れません。

お気に入りキャラはベルフェゴル。
あの健気さは中々のもの。


・絵 6
一枚絵が93枚。
若干少なめではあるかも知れませんがヒロイン頭20枚はあるので
その他側に振られる枚数が少なめ。でも多分魔物とかに
リソース行った所為だと思われるのでこんなもの?


立ち絵。
ヒロインはポーズ2と戦闘用1。他はポーズ1。
距離は近と中。表情量は感覚的には標準クラス。
ポーズに動きあるので意外と気にならない。意外と。

背景。
20超える程度。多分。
行動範囲は広いですが街とか完全に使い回し。
ですが数えてみたところ数としてそんなに
少ない訳ではないので仕方ない部分ではあるのかも。


・ムービー 5
OPムービーと2ndOPムービー。
曲は両方霜月はるかさんの「希望の剣」
但し2ndは歌詞が2番。

ムービーは特に文字による解説を入れず
絵のみによる陣営と作品雰囲気の紹介みたいな。

2ndは殆ど1stと同じで一部だけ変更。
その変わった部分が結構なネタバレでしてね……
重要性は薄いとは言え公式で先読みさせてくるとは
思いませんでしたよ。おかげで該当箇所の茶番度が上昇。


・音楽 6
40+ED曲inst版の全41曲。
意外にも大ボリューム。ヒロインのテーマ曲や
主人公、女神、二人組まで固有曲持ちです。
あと原曲とアレンジ版みたいな関係になってるものも。

曲調はRPG風。雰囲気というより土地に結びついてそうな曲も多めです。
とはいえこれはADVなのでエロゲ的な曲も少なくありませんが。

お気に入りの曲は
・無限の書架
リブラ曲。完全に異質サウンド。
・折れた剣
負けイベントみたいなメロディが素敵。


・歌 5
OPとEDと挿入歌の全3曲。
ボーカルは全部霜月はるかさん。

個人的に霜月はるかさんに重みの必要な曲は合わないと思うのです。
EDは程好く調和していて相応しいと感じましたが。


・声 7
一番の購入ポイント。
OHPではキャスト非公開ですがエンドロールではちゃんと紹介されてました。
期待した方面に関しては満足ですが全体見ると掛け持ちとか結構居たみたいですね。

でも主人公に声必要だったのか疑問。幾ら何でも一部過ぎた。


・演出 6
特徴的なのはプロローグとか戦闘描写とかエンドロールですかね。
エンドロールの各キャラ後日譚は懐かしさがありました。
ルートで主人公部分変わらないのは若干思うところありましたが。
変えないなら変えないでもうちょっと言葉無かったものかと。

あとパーティ揃うまでの章入前モノローグでしょうか。
これは寧ろブランド代表の過去作で見覚えがあるぞ?


・システム 4
コンフィグなど基本システムに問題は特になし。
カーソルのちらつきは鬱陶しいけれどシステムボイスの
無駄な充実具合は褒めてあげたい。

それで何が辛いかというと周回プレイ補助。
一本道シナリオで周回時には「次の選択肢に進む」機能が
大活躍……と思いきや、これ、サブタイ表示とto be next story.
で止まるんですよ。ちょっとこれの何処が次の選択肢です?
この仕様のおかげで非常に周回が手間です。体験版ではクリックによる
早送りも出来なかったとは言えこれでマシになったと言えるのかどうか。
何ですかね飛ばすなとでも言いたいのでしょうかね。周回して
伏線回収するようなシナリオでもないと思うのですが。

EXTRAモード。好きな音楽かけながらのCG鑑賞が出来そうに
見えて出来ない。そしてCG表示から戻るとBGMが初めからに戻る。
おまけにCGの回収自体かなりの手間である、など手が届いてない感じ。
差分回数と回収率表示、音楽のシャッフル再生などは助かりますけどね。


・総合 62、総括
というわけで「フツウノファンタジー」でした。
まあ商業作でやるような内容ではなかったのではないでしょうか。

クリアしても分からなかったことは結局この作品は何処を
目指していたのかと言う事。一体何がやりたかったのだろうか。
普通について哲学したかったのだとでも思わないとやってられないですね。
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2012/07/08(日) 10:06:16 | まとめwoネタ速neo