塵芥の風積地:tone work's「初恋1/1」レビュー

日記書いたりPCゲームのレビュー書いたり。行く先は風の向くまま気の向くまま。
『初恋1/1』応援中!

豪華。豪華に見える至極尋常なADV。

tone work's処女作、
またビジュアルアーツ20周年の記念作品である
恋愛アドベンチャー「初恋1/1」のレビューです。

ネタバレ注意。
体験版の感想はこちら

総合シナ 
 リオ
キャラムービー音楽演出シス 
 テム
71567668766



◆プレイ時間はたぶん総計21時間くらい。
共通 4:20
瑠奈 3:30
叶 3:10
摩耶 4:40
雪乃 2:40
碧 2:50
大ボリューム。メモによると摩耶ルートが長かったっぽいらしいです。
正ヒロインらしい気がしていた碧の扱いは特に変わらず。


インストール容量は7.97GB。
最大記録更新ですね。
どうやったらここまで行くのか。

修正パッチは09/08現在ありません。

ルートの制限は特になし。お好きな順で良いでしょう。
瑠奈と雪乃は続けてやらない方が気分的に良いかもしれません。


■分野別評価

◆シナリオ 5
新年度にひょんな事から死んでた委員会を復活させて色々するお話。

ゲーム内期間が長く実際のテキスト容量も多いのですが、
季節イベントがないんですよね。残念ながら。
何故か夏休み中は簡略化されてほぼスキップされるという無念。

とまあジャブはこのくらいにしておいて、一番の難点を。
ルートによって主人公の性格が違いすぎる。
これは大変な問題でして、設定のすりあわせをしていないとか
そんなレベルではなくシナリオのために主人公を毎回設定している
ような気さえ感じられます。
ルートによっては主人公の成長も描いていたりするのですが、
それも「ああ今回の主人公はこんな感じだもんな」みたいに
今一素直に受け入れられないです。


お気に入りルートは叶。
序盤の強引さは兎も角その後は学生らしさを素直に楽しめるルート。
ピザ屋というのも珍しくて良かったです。
因みにこの主人公が一番熱い。


◆キャラクター 6
委員会活動がメインなのでヒロインは大体揃ってることが多め。

少女漫画、カエル、ピザ、元子役とアクセント的な稀少要素を
持っているヒロインです。そういう意味では碧は若干影薄いかも。

野郎達はあまり出番なし。連絡取ってる素振りないのに
信頼を通わせているにくい奴ら。

主人公は上述の通り多重人格もどき。
鈍感憂鬱から熱血勢い任せまで。


お気に入りキャラは叶。
明るい雰囲気作りや発破掛けなど
彼女に助けられた場面がいくつもあります。


◆絵 7
一枚絵が108枚。SD絵等はなし。
若干、いや近頃では普通に多めのボリュームでしょうか。
また、差分が多いことも特徴です。
一番多いものでは90とか。見るのも一苦労。

集合絵が1枚もないのが残念ですね。委員会なのに。
1枚に現れるのは最大でも2人です。

立ち絵。
ヒロインはポーズ3に腕差分も。
他は棒立ち。清々しい格差。
距離は近中で表情量も豊富。賑やかです。


背景。40枚前後かな?
例えば主人公の部屋が方向違いで2枚あったりと潤沢。
ただ行動範囲が狭いのが難点。
立ち絵出ているときはぼかし入っちゃうのも一長一短。


◆ムービー 6
OPムービーと摩耶以外のED。
摩耶のだけスクリプトなんですよねー。演出上。

OPは月並みなキャラとCG紹介ムービー。
KOTOKOさんのボーカル曲とそのマッチ具合が好きです。

EDは摩耶と瑠奈が専用。他3人が半汎用。
なぜ瑠奈? と今でも思ってます。
確かに瑠奈ルートは特殊でしたが。


◆音楽 6
28+過去の名曲アレンジ4で全32曲。
フルプライス作品としては心なし多め。
ピアノが大活躍。

イメージボーカルがあるためかヒロインの固有BGMはなし。
ただ居ると流れやすい曲はあるのでイメージとしてはある可能性。

一番印象に残っている曲が、
昼時のテーマと化していた「おもちゃの兵隊の行進」で
それで良いのだろうかと思わなくもないですね。


お気に入りの曲は
・Sweet Flower
ピアノソロ。優しいというか柔らかいというかそんな辺り。
・Whisper Bless
ピロートークって奴ですね分かります。


◆歌 8
OPと挿入歌、EDは汎用と瑠奈固有と摩耶固有、
そしてヒロイン毎のイメージソング5曲の全10曲。

豪華。非常に豪華。もういっそED曲も全員個別で良かったのよ?

イメージソングはカラオケの持ち歌という設定なので
そんなにヒロイン自身を表している訳ではないです。
ボーカルがヒロインではないので演出上としても
ちぐはぐな印象は否めませんが、聴くなら
やっぱり巧い方が良いよねと納得。原曲なんだよきっと。
通信カラオケでこの音質が出る筈無い。

茶太さんがお元気なことを確認したり、AiRIさんのシャウトを
久し振りに聴いたり感慨深いものがありました。
KOTOKOさんのかわいい系も暫く振りかも。

ただ、ボーカル曲が増えることの難点は、
歌詞が覚えられない事につきますね。
歌詞カードないし画面上に表示して頂けると至上ですよ。


◆声 7
真中海さんの演技の演技とか夏野こおりさんのハマリ役っぷりとか。
夏野こおりさんはどちらかというと苦手側だったのですが、
認識を改めさせられました。


◆演出 6
スマフォとかカラオケとか夏休みスキップ描写とか。

メールは演出として悪くなかったと思いますが、
他に見る場所無いのに端の方にスマフォ表示されるのが
気になったり、メールの応酬時には毎回スマフォ取り出して
画面の遷移をいちいち見せられるのが非常にもどかしい。
メールの内容はバックログに出ないのも一手間。

たまに来た覚えのないメールが勝手に増えていることもあって
中々油断ならない点もポイント。

そういえば強制AUTOがありました。堪忍して!
ただ瑠奈ED後の演出は綺麗で良かったです。
UIそのままで操作受け付けなくなるのが駄目。
専用の何某かを用意した上でならウェルカム。


◆システム 6
体験版から特に変化無し。

バックログがドラッグできることを知ってからは無駄に
滑らせて遊んだりしました。良い機能ですよこれ。

音楽鑑賞モードは作曲者情報もあるのが嬉しいですね。
沢山の方が参加されていますし。
ただ曲番号と演奏時間のフォントは統一してほしかった。

CG鑑賞は差分番号を一覧で選べたのは便利です。
もっと言えば表情、服……などカテゴリ分けた方が
スマートだったでしょうね。

スマートフォンでスクリーンショット撮れるのは
面白い無駄機能。


◆総合 71、総括
豪華です。お金掛かってますしそれだけのボリュームがあります。
しかし、それが有効だったのかなと。
わざわざ用意した曲や演出を使うことで何が出来ていたのかなと、
それを振り返ると特に思いつかない訳ですよ。碧ルートでは
キーアイテムになったりしましたけど、魅力を引き出すため
という訳ではなかったですしね。

新しいことやろうとして、それを無駄にしないためのイベント入れて、
なんてそれ順番が違いませんかと。

最後にこの作品をやり終えてひとつ思い当たったこと。
萌え系のエロゲってかなりの高確率で初恋だよなぁ。
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