塵芥の風積地:ALcot「中の人などいない!」レビュー

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ALcot『中の人などいない! トーキョー・ヒーロー・プロジェクト』 応援中!

パロディ調作品のお手本。

ALcot第11作目、
新本シリーズで言うとFD抜いて第3弾な、
ヒーローやゆるキャラの中の人とイチャラブするADV
「中の人などいない! トーキョー・ヒーロー・プロジェクト」のレビューです。

ネタバレ注意。

総合シナ 
 リオ
キャラムービー音楽演出シス 
 テム
83788676887


◆プレイ時間はたぶん総計15時間弱くらい。
共通 2:20
佐緒理 3:30
優香 3:00
ルイ 3:00
絢乃 3:00
結構なボリュームにございます。佐緒理が若干長いのは
本当にシナリオ長いのか初めてだからか。両方かと思いますが
前者も決して少なくないかと思います。


インストール容量はパッチ1.11適用で3.45GB。
ALcotで3GB超えは「FairChild」以来ではないでしょうか。

修正パッチが出ています。
演出命のゲームですので当てておく方が安心です。

ルートの制限は特になし。ですが私のお奨めとしては
絢乃->優香->ルイ->佐緒理です。
これだと正統・善、脇道、正統・悪、裏といった形で綺麗に
進められる筈なのですが、ルイの後に佐緒理やるとちょっと精神負荷
掛かるのがネック。情に厚い方は入れ替えた方が良いのかも。


■分野別評価

◆シナリオ 7
ゆるキャラパワードスーツを着こなして正義に尽くすお話。
因みに「ヒーローやゆるキャラの中の人とイチャラブするADV」
ですがヒロイン4人中上の条件に該当するのは2人だけです。
シナリオは話数方式で共通が3話まで、個別が4から7話まで。

各ルートシナリオ展開だけ考えるとまぁありきたりと
言ってしまえるくらいの王道です。
それが何故面白いのかと考えると、ジョーク的なものは
オチが読める分かるからこそ笑えるのだと言う事と、
実際登場しているキャラ達の魅力が間違いなく大きいですね。

新本シリーズと言う事でなのかはさておき今作でも
様々なパロディオマージュネタ発言等々出てきます。
しかし今までよりも入れ方がスムーズですね。言わせたいだけ
じゃないのかと思うほどの強引さがほぼ感じられなくなりました。
また今作は過去作ネタも結構見受けられた印象。テキストに限らず。
新本作品以前からも引っ張ってきていたりとあぁ内勤って
素晴らしいとか思いました。


お気に入りルートは絢乃。
この作品をヒーローものとしてみたとき一番しっくりくるのがこれ。
BO団は悪の秘密結社ですし、やはり人に認められてこそのヒーローですよ。


◆キャラクター 8
基本的にBO団ですがルートによって結構比率が変化。

軒並み変化急な趣味をお持ちです。ルイはそんな事無いですが
口調がキャラにあたるのでしょうかね。
ルイの凄いところはあの態度で全く威厳がなくて、お姉さんキャラなのに
恋愛知識無かったり泣き落とし使ってくるところ。
声優さんの演技含め中々の威力を誇ります。人気投票も強いですし。

サブ以下。西園寺の系譜は今回ダンディ執事。 またホモじゃない
この性格だったらかつての西園寺によるおまけ開放が出来た気がする。
いや要らないですかそんなシステム。
キャサリンと知事はまあ置いといて、延彦は良い脇役。
十兵衛はモチーフ誰ですかと言いたくなるけれど
スーツに赤ネクタイなんて事は無いのできっと別人ですね。

公募までしたヒーローズ。
出番があるのはメイデン、ヴァルキリーとベヒモスくらい。
後は友情出演的にライトニングが出ますが他は名前欄ですら
ヒーローAとかです。それですら20人近くもなかったけれど。
そう、WebのT.H.Pでもこの3人だけ背景赤で違い出してるんですよねー。
これは結構残念な所ですが下手に出すとCG割くことになりそうなので
仕方なかったかなぁと言う事で。

主人公は好青年。目つきコワイけど。
BO団との遭遇は偶然ですが加入は話を聞いて自分の意思で
行ったりと結構ひたむき。目つきすっごくコワイけど。
そんな目つきの悪さがコンプレックスだったり。
これ自体は正直要らない設定なのですがそれに付随する
状況がそこかしこで生きてくるので偏に要らなかったとは
言えない難しさ。


お気に入りキャラは鷹音。
誰よりもヒーロー。正義感強すぎたところが玉に瑕では
ありますが、絢乃の憧れたり得る存在。


◆絵 8
一枚絵が103枚。SD絵は36枚+ヒーローカード24枚。
一枚絵だけで100枚超えと中々のボリューム。
お約束のシーンを取り入れつつヒロインの
個性的シーンもあり良い配分かと。キャラにより
方向性の違いが顕著なのは判断が分かれそう。

立ち絵。
ヒロインとベヒモスはポーズ2。他は皆棒立ち。
距離は近中遠とさらに拡大ありで表情は基本に加え
漫画的デフォルメ表現各種がヒロイン始め細々搭載。
ジト目は春ポコ準拠的。これならもう言うことなし。
ねこにゃんもスーツなのに表情変化ありとBO団の技術力が凄い。

ポーズ数だけみると貧相ですが、立ち絵の配置、動かし方に
感情アイコンなどかなり気配りされているので、
私は気にならなかったですね。立ち絵鑑賞モード
開いてやっと気付きました。


背景。30枚は超えてるんじゃないかな。
数としては全く問題なし。今作ではパソコンショップ本堂を始め
過去作の宣伝に余念が無いようです。ワゴンにも入ってる気がしたけど!


◆ムービー 6
OPムービーと2ndOPムービー。
容量見た感じEDもムービーですがあれはスタッフロール。


OPはキャラ紹介とCG紹介ときどきヒーローものっぽい演出。
ALcotらしいっちゃその通りなのですがちょっとCG乱舞しすぎ
じゃありませんか。絢乃の変身シーンとかラストの戦闘っぽい
場面は格好良くて好きです。

2ndOPは最終話始まってちょっとに挿入。
緊迫感ある曲で程好く昂ぶらせてくれるのですが、
映像でネタバレしてくるキャラ紹介とCG達。
ルイ以外はネタバレ含んでます。
いつ出てくるのかなぁわくわくという気持ちが必要。
まぁ現実ヒーローでも作内登場前にCMとかやっちゃうしね!


◆音楽 7
30+ALcotテーマ1+タイトル曲5段階の全36曲。
30だけでも多めと言えるのでは。
また次回予告など細々と過去作「幼なじみは大統領」
のBGMが登場するときがあります。

ヒロインのテーマ曲は1人2曲。
アレンジ版があるって良いですよね。是非今後とも。
いつもながら曲に展開があるのもグッド。

基本的に、曲単体で聴くとそれほどでも、というものが多め。
しかしながら、作品中で流れたときの雰囲気作りが非常に効果的。
完全にBGMに徹しています。それも様々な状況に対応出来る曲数と
適切な選曲による賜物。


お気に入りの曲は
・ささやかな夢
佐緒理テーマ曲の裏バージョン。
ピアノーピアノー。
・星空へ紡ぐ道
壮大曲。最終話前の次回予告で流れるとあぁ終わりだなと言う気分に。
・FIGHT!! DO RA RA!! 01~05
タイトル曲。印象の変わり方が素敵。


◆歌 6
OPと2ndOP、EDはOPのアレンジと2.5曲。

全体的にムービー用という印象が強め。
演出としての調整が施された様な。
そのため曲単体でみるとちょっとバランス悪い気が。
インストが元気すぎるとか相対的にボーカルが地味というか。


◆声 8
声優さん凄いなぁ。ヒロイン全員。
これだけの感情爆発大会は最近無かった様な気がします。
私の記憶は当てにならないですが今回そう感じたと言う事で。


◆演出 8
特に目立って凄い! という機能がある訳ではありませんが、
こういう作品の楽しさを左右するのはこの辺りだと思います。

共通ルートでたまに入る謎の宣伝、無駄に可愛いアイキャッチ、
立ち絵演出の数々。
上手い言葉が見当たらないですが、面白いことを面白く見せるために
かなり考えられた作りになっていると感じました。
今回立ち絵の拡大時に、見える領域を増やそうとしてか
傾きを与えていたのですが、これは私としては不必要。

あとALcot的タイトル変化。是非今後とも。ロゴネタも。
ヒロイン5人による6段階変化を諦めない。
エンゲやフェアチャの頃あったゲーム終了時にキャッチコピー表示も諦めない。
最近の作品キャッチコピーすらないのだけれども!


◆システム 7
不便な点は特になし。前後選択肢ジャンプはメニューバー。
これはもっと告知するか機能メニューに入れるかするべきですかね。
説明書は多分読まない人が多いので。

今回モノローグ等のテキストウィンドウが下部表示時に
バックログを呼ぶとテキストの位置が丁度そこになるという
可変ウィンドウではあまり恩恵がない親切機能が追加。

テキストウィンドウはシンプル志向で発言者欄、
フェイスウィンドウ、機能ボタンどれも無し。
機能メニューはカーソルを画面右下辺りに持って行くと
生えて来ますが基本ショートカットキーの方が速いです。

ギャラリーモードでは立ち絵鑑賞やムービー鑑賞が追加。
かなり充実しました。これで好きなBGMかけながら
他のモード見て回れたらもっと良いですね。


◆総合 83、総括
新本シリーズ内のギャグシリアス度的には
前二作の真ん中大統領よりという辺りでしょうか。
バランスが優れているので中途半端とは映らないかと思います。

少し物足りなかったことを言うと、姉妹ブランド含め近頃の作品は
最終ルート固定ものばかりだったため、今回好きな順でやって
全員クリアした段階で特に何事も無く(タイトル変化はありますが)
あっさりしたものだったので、プレイし終えた感が薄めだったかなと。
ハニカム文庫のような後日譚的なシーン1枚とかであればまた
違ったかも知れません。



という訳で「中の人などいない! トーキョー・ヒーロー・プロジェクト」
パロディネタに抵抗無い人であれば誰でも気軽に楽しめる作品に
仕上がっているのではないかと思われます。
気になった方はレッツ売上貢献。来年の10周年に向けて!

最後に。
良い作品を作って頂きありがとうございました。
あぁでもFDは結構です。新作行きましょう新作。
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