塵芥の風積地:ういんどみるOasis「ウィッチズガーデン」レビュー

日記書いたりPCゲームのレビュー書いたり。行く先は風の向くまま気の向くまま。


そこは優しさに満ちた世界

ういんどみる10周年記念作第2弾、
AVG「ウィッチズガーデン」のレビューです。
ジャンル名遊びをしても良いのよ。

ネタバレ注意。

体験版感想はこちら

総合シナ 
 リオ
キャラムービー音楽演出シス 
 テム
86788787797


◆プレイ時間はたぶん総計15時間くらい。
共通 3:10
水えく共通 1:10
水澄 1:00
えくれあ 1:00
涼乃 2:20
莉々子 2:20
あやり 1:50
トゥルー 2:10
久々にボリューミーな作品でした。
といっても3ヶ月ぶりくらいですが、ここしばらくは10時間
行かないのが続いていただけに長く浸れて嬉しい限りです。


インストール容量はパッチ12.12.07適用後で3.64GB。
やってた内容にしては寧ろ軽く感じるところでしょうか。

修正パッチが存在します。
ギャラリーの機能追加や色々修正されるため是非適応を。

ルートの制限は2箇所。
水澄クリアでえくれあルート、全ヒロインクリアでトゥルーが開放です。
そんな訳で個人的お奨め順は
あやり->莉々子->水澄->えくれあ->涼乃->トゥルー
でしょうか。伏線が結構絡まって存在しているので
いっそあやりを最初に持ってくるのが良いかと。
そのためのトゥルーです。多分。


■分野別評価

◆シナリオ 7
魔女がいると売り込む観光都市に引っ越し洗礼を受けるお話。

ネタバレの都合上言えることは多くありませんが、
人の気持ちというものにかなり突っ込んだ作品ですね。
アナザービューもあり心理描写や構図の把握が分かりよく、
没入感を高めてくれます。

また世界設定がそれなりに作り込んであったのも見所。
異世界の空気感を上手く書き出していたかと。
良くできていますね。伏線のルート配分も自然なもので、
狙って演出されたもの以外はよく読めば唐突さを感じさせないつくり。
重要な部分は語る反面本筋ではない箇所については
明言を避けつつヒントだけ撒いておく事もあり綺麗な手際です。


お気に入りルートは強いて言うなら水澄。
ただどのルートも良いお話です。


◆キャラクター 8
立ち絵があれば見せ場があるかの如き皆の活躍。

この作品はキャラ毎のアバター職や何やらで立場が
分かれやすいのですが、そういう行動は基本的に徹底、
状況などの変化もしっかり描写してくれるため
全編通して皆筋の通った立ち振る舞いです。
再プレイで納得や発見がかなり感じやすいのではないでしょうか。

ヒロインは他のルートでも色々と気にかけてくれたりと
魅力的ですが、個別に入ると破壊力が数段増します。
他のルートでは恋愛感情を持っていない事による差異でしょうか。
実に幸せそうで大変素晴らしいですね。
本当の魔法は恋って事ですかHAHAHA爆発しろ。(嘘です)


お気に入りキャラは莉々子。
どこまでもお姉さん。


◆絵 8
一枚絵が90枚のSD画21枚で全111枚。
結構なボリュームです。充実充実。
複数キャラ登場も多々あって大変ありがたいことです。
あ、複数人プレイはないですよ。


立ち絵。
沢山。服装腕差分小道具などそれはもういっぱい。
距離は遠中近完備。感情アイコンなども忘れずに。


背景。
時間差分抜きで51枚。驚異的です。
都市ひとつ歩き回るとこんな感じになっちゃいました、みたいな。
主人公の部屋のドアが開閉差分持ちとか凝っててもう。
ただ教室の椅子よあの背もたれは後ろの人見辛くないかい?


◆ムービー 7
OPムービー。
個別とトゥルーEDはスタッフロール色強いため割愛。

OPは入りが挿入タイミングに合わせた演出で特徴的。
シーンの抽象的というか含蓄的な映し方が好きです。
ただ曲と合っていたかは若干の疑問。


◆音楽 8
BGMは30曲。
フルプライスボリューム。

ヒロインのテーマ曲はやっぱりボーカル曲をアレンジ。
原曲らしさを残しているかは若干怪しいところですが
これはこれでよく表しています。

基本は長閑なものですがアトラクション染みた軽快なものから
シリアスモードまで幅広く揃っております。
それでいて統一感を損なわないのは流石でしょうか。
1ループが短く単体で聴くには難しいのが残念なところ。


お気に入りの曲は、
・真なる力ここにあり!
明らかに何か目覚めていそうですね
・明日を望む細道
細道に違わず弱々しい音が哀愁を引き寄せます。
・湧き出ずる想い
止め処なく流れるように。
こういう音色に弱いのですよ私は。


◆歌 7
OPとトゥルーED、そして各ヒロインにつき1曲
但し水澄えくれあはセットの全6曲。

OPはデュエット。あえて狙ったデュオらしいですが
ここまで慣れることはなかったですね。

EDは佐藤ひろ美さん。
題からしてこれから先を感じさせます。FDの布石はばっちり。

個別ED曲については割愛。
事前に歌詞を見てあれこれ思いを巡らせてからプレイすると
楽しみが増えること間違い無しです。
故に、バラで買わなきゃならないのが辛いところ。
ドラマ部分削ってミニアルバム化してくれると大変ありがたいのですがねぇ。


◆声 7
比較的激情より努めて冷静ぶる押し殺した感情が目立ちます。
アバターの役者ぶったセリフなども一癖ありそうな。
えくれあは色々と壊れキャラ。

ただ、こはる等時折録音品質が何か違和感覚えた印象。
私の耳がおかしい可能性も勿論あり。


◆演出 9
日付変更時にアイキャッチ。
ルート入るとヒロイン固定。

剣の軌跡や魔法演出など。軽い魔法は立ち回りに
混ざったりとハイブリッドな見せ方です。

そして目玉機能E-mote。
凄いとしか言えませんね。機能を切った場合
遷移ものが瞬間表示になるため実質切るわけには
行かない当たり難点かと思いますが、毛嫌いせずに
見てみることをお奨めします。
正直体験版時点では割と違和感あったのですが、
上記の様なこともありフルコースで眺めていたら
何時の間にか魅入られていました。いや見事なものです。
首の左右回転時のみ若干平面さが目立ち難有りかも知れませんが、
基本的にシームレスな立ち絵演出は極めて魅力的です。
付随効果として、主人公のセリフやモノローグ時、
間を含んだ動きを違和感なく見せられる点がかなり強いですね。


◆システム 7
体験版と同様。というかいつもの、で良いかも。
選択肢ジャンプのバックログ補完と、現在表示中テキストを
ログに含めてくれたらかなり嬉しい。

鑑賞モードはOPムービーや立ち絵鑑賞、こちらはパッチで
E-moteアクションまで見られて至れり尽くせりです。
ただ好きな曲を他モードで流せないのは難。


◆総合 86、総括
今年最後のレビュー作をとても楽しくプレイできたことに感謝。

E-moteとそれを活かすテキストは、物語と言うより
それこそ別世界を眺めるかのような気分にさせるものでした。
シナリオ、キャラクター、音楽などエロゲを構成する要素が
全て水準以上で纏まっており、10周年記念作品に決して恥じない熱意、
そして完成度を誇っていました。
そういえば若干高かったりとか気にならないですねもう。
私が今年プレイした作品の中で1番広く受け入れやすいと思います。

そしてテーマを綺麗に沿わせた作品を久し振りにやりました。
なんと言いますか、全体としてみても個別ルートだけ取り出しても、
しっかりあるんですよ、込められた想いみたいなものが。
美しい。こういう作品が私は好きです。

最後に。
素敵な作品をどうもありがとうございました。
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://farsying.blog14.fc2.com/tb.php/1295-6f79381c
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック