塵芥の風積地:青空ビスケット「ポケットに恋をつめて」レビュー

日記書いたりPCゲームのレビュー書いたり。行く先は風の向くまま気の向くまま。
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
ポケットに恋をつめて 応援中!

これはエロゲの可能性

青空ビスケット処女作、極めて激しい個性を放つ
ピースなラブコメADV「ポケットに恋をつめて」のレビューです。

ネタバレ注意。

体験版時点での感想はこちら

総合シナ 
 リオ
キャラムービー音楽演出シス 
 テム
80775556675


◆プレイ時間はたぶん総計6時間強くらい。
・共通 2:00
・凛音 1:00
・舞羽 1:10
・ゆりえ 1:00
・多紀 1:00
シナリオボリュームはかなり控えめ。


インストール容量は2.96GB。
ボリュームにしてはそれなり。
アニメーション立ち絵は重いのです。

修正パッチが出ています。
ギャラリーに登録されないとかセーブデータ互換無しとか
大変なので是非プレイ前に適応を。

ルートの制限はなし。
推奨攻略順はそれぞれの分岐タイミングを考えると
多紀->ゆりえ->舞羽->凛音
ですが、そこまで拘るほどではないと思います。


■分野別評価

◆シナリオ 7
学園生活を楽しく過ごすためヒーロー部なるものを立ち上げ頑張るお話。

大雑把に言うと共通パートでヒーロー部の活動をして、個別ルートで
ひたすらいちゃつくというここまで簡略化したらそりゃどれもいっしょだよ
みたいな状態にはなりますが、違うところをいくつか挙げると
まずゲーム内期間が2年間。細々区切り入れたり全体ボリュームの都合上、
密度が高いとは言えませんが、時の移ろいを感じさせる表現を取り込んでいます。
次に個別でのいちゃつき方。純愛系では珍しくシーン数が片手で
数えられないくらい盛り込まれています。爆発しろ。
そしてシナリオ作成がキャラ先行であること。
この作品は「○○な物語を書きたいからキャラは~~を用意しよう」
では無く「立場違うけど似通ってるキャラが集まったから部活ものにしよう」
というけったいな工程を経て作られているらしいです。
これは内容に直接どう影響しているかは測ることが出来ませんが、
それを踏まえた上で読み進めると気付きもあることでしょう。


お気に入りルートは凛音。
等身大の人間味を感じられるといいますか。
中々見ることのない切り口のお話が新鮮でした。


◆キャラクター 7
共通ルートは大体みんな。個別行くと2人の世界へ行ったり行かなかったり。

ヒロインの設定は声優さんが好き勝手決めたそうです。
前提条件がどこまでかは謎ですが、OHPのキャラ紹介にあるプロフ帳がその一部。
他にも心理テスト的な特定の状況下での行動を訊いて反映したり。
何も考えずに生まれたキャラ達が紡ぎ出す物語。
もう何が何だか。いいぞもっとやれ。


お気に入りキャラは舞羽。
自称享楽主義で清々しいほど反応がストレート。


◆絵 5
一枚絵76枚とSD8枚の全84枚。

ヒロイン4人とはいえ数に余裕は無く、大量のシーンを突っ込むと
当然1回当たりの枚数は減る訳で。その辺りは好みですかね。

時折スケッチテイストな一枚絵がでてくることがあったり。
やりたいことは何となく分かるけど唐突な印象は否めないかなぁ。


立ち絵。
アニメーション。LIVE2Dでしたっけ。
実に自然な動かし方で気合の入れ様が窺えます。
距離は中のみですが、それを気にさせない表現。
そしてゲーム内期間が2年と言う事で制服は勿論2種類搭載。

背景。
校内はモデリングでもしてるのかと言うくらいのキッチリ加減。
逆に外は写真を取り込んでレタッチでもしたのかという大雑把。
この割り切り方は早々真似出来ない。


◆ムービー 5
OPムービー。

ムービーとしては極単純なキャラ紹介ものですが。ですが。
ある意味記憶に焼き付いて残る衝撃を伴っていますが。
これはOPでは無くPVですよね。


◆音楽 5
13曲+インスト1曲と限界に挑戦していそうな削り具合。

必然的に汎用的な曲が多くなり、曲数少ないから
覚えやすいかと思ったがそんな事は無かった。


お気に入りの曲は
・想いは、広がって
タイトル画面曲。キャッチコピーに近しくもあります。
体験版で流れていたポケ恋!instとは打って変わってしとやかムード。

・逼迫
何故か無駄にスタイリッシュな仕上がりで、
逼迫というよりシンキングタイムな印象。


◆歌 6
OP、ED曲の全2曲。

OPは電波曲と呼んで良いのかすら分からない
歌詞だけみれば実に直接的な宣伝ソング。

EDはヒロインの合唱。無駄にバリエーション有ったり
わざと調子外すという高等テクが披露されたりと
どちらもある意味で素直な曲作りです。


◆声 6
本編と関係ないところですが青ビスたんだけは慣れない。


◆演出 7
番号振らない話数形式という話の区切りが沢山有るつくりをしており
毎回次回予告も搭載。但し次回予告から始めようとすると
大分手間が掛かる気がする。

立ち絵のアニメーションは台詞があるときは必ず動くレベルで全力投球。
ここだけで相当の労力注ぎ込んでますよね恐らく。

EDのつくりは統一感が出てて素敵。


◆システム 5
吉里吉里。

ほとんど設定出来ないような項目数な上に
半分死んでるクリック時音声停止機能。
この辺り処女作は大概問題抱えているので仕方ない
と言えばそうかも知れませんが。

始めからを選んだときに体験版部分をスキップ出来る
何かと便利な機能が搭載されているのは見所。
そして異彩を放つ「ラブラブモード」
何かと言うとただひたすらHシーンが流れるシナリオ何それモード。
凄いよね。あって困るものではないですが。
何だかもう全てのシーンにID付けて回想モードから選択した順で
流していける機能付けたら最強になる気がしますよ?


◆総合 80、総括
なんと言いますかね、OHPの内容が充実しているのでそれを
読むのが一番手っ取り早いですね。
軽く自己否定じみてますけどOHPのゲーム紹介とかインタビューはかなり
踏み込んで書かれているため、どんなゲームかはアレ読めば一発です。
公式レビューなどというキワモノコンテンツもありますし。

もしこの作品プレイする機会があればキャラ紹介のプロフ帳や
インタビューのネタバレない部分、そして初回特典の小説を
読んでからがベストな予備知識状態だと思います。


このようにただやりたいことをぶち込んだという、フロンティアスピリット溢れる
作り方をした作品が今後も出てきてくれると楽しいことになると思うのですが、
どうも発売後の動きが見える範囲には出ておらず、水面下で何かやってるのか
どうなのかという辺りが気になるところ。

良い所いっぱい悪い所いっぱい。
それでいて良い所を楽しめば良いじゃない。
※ただし売れない
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://farsying.blog14.fc2.com/tb.php/1494-d0fe2aaa
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。