塵芥の風積地:FLAT「うたてめぐり」レビュー

日記書いたりPCゲームのレビュー書いたり。行く先は風の向くまま気の向くまま。
混ぜるな取り扱い注意。

FLATさんから発売の
「うたてめぐり」レビューです。

「うたてめぐり ノートン」で来られる方も散見していますが、
SONAR無視設定して無事クリア出来ましたよっと。
何でもインストーラが疑われたとか何とか。
でもSONARって元々誤爆が多いとも聞きますが。
それでもエロゲで反応したのは初めてなのでFLATさんは頑張って。

ネタバレ注意

この作品は章分けによって構成されています。
第一章 DUEL SOUL RESONANCE
第二章 魔剣の巫女と黒い遣い魔
第三章 RIGHT ANSWER CHRONICLE
断章~ ANOTHER SIDE CHRONICLE
の四章仕立てです。
それぞれの章の始まりはプロローグ直後なので
ループなのかオムニバスなのかは意見が分かれそうです。

章は順次開放、選択肢排除の完全一本道ストーリーとなっております。

プレイ時間、
総計9時間くらい。
序 章 30
第一章 1:40
第二章 3:00
第三章Act.1 1:30
断 章 1:40
第三章Act.2 40

10もいかないのかよ。
とか思ったり思わなかったり。

インストール容量は2.48GB。
至って普通ですね。

あらすじとしては、
輪廻を止めるお話です。
というか、あれだけ時間軸移るとあらすじが何か分からない。

■章別感想

・第一章(恋花)
幼なじみが異人だった、しかも命を狙われてる、なお話です。
琴子や由衣音は全然出てきません。
琴子は伏線張っていったけど。
何故主人公は由衣音を気にかけないのか。
プロローグは何だったのか。
一章と言う事で登場人物に縛りがあるからか
主軸が恋花の異人人格カレンとリベカの闘争です。
もう一人の自分を守るため、全ての異人を斃すため。
片や圧倒的な身体能力を持つも戦闘経験が皆無、
片や思考と経験で能力以上の戦果を上げてきた。
そんな彼女たちの絡みは読んでて面白かった。
ただあのガトリングはいつ見ても笑う。


・第二章(琴子)
風紀委員の後輩が戦う巫女さんだった、なお話です。
プロローグでの日課恋花起こしが消滅。
やたら琴子に絡むようになります。
リベカは序盤から失踪。由衣音はやっぱり空気。
一章ではタイマンだったのに対し今回は敵が複数体です。
唸り声を英字列で表現する文章力に嫉妬。
思ったほどお兄様が壊れてないのに遺憾の意を表明致します。
この章も次章に繋げるためなのか謎が残ります。
ただ、同じ一章での主役なのにカレンとリベカの扱いの違いは何らかの意図を感じます。
服もらったカレンとか何だこの生き物。
そして何と言っても焔。
お前は結局何がしたかったんだ。言葉に行動が伴ってない。茶番だよ。
お兄様がいい人みたいになってるのもなんか嫌。


・第三章Act.1(由衣音)
初恋の人が全ての始まりだった、なお話です。
恋花も琴子も放っておいて由衣音一筋です。
今回の皐月くんはやたら肝が据わってます。
急に役者がかった話し方になったり。
やっと巴さんの登場です。
メンバーフル出場の戦況での読み合いは中々良かったんじゃないでしょうか。
で、相変わらずのお兄様。
どんどん戦闘力のインフレが進みます。
カレンに自我が目覚め始めているようなのが気になった。


・断章
始まりの刻です。登場人物総取っ替え。
そもどうして輪廻が始まったのかとか
門を開こうとしているかとかが書かれています。
鬼憐の女設定は必要だったのかとか
狼はいつから狼だったのかなど疑問は尽きません。
漣蔵、覇雲、小夜は良いキャラしてた。
ああいう強さを持った人たちは凄えよ。


・第三章Act.2
時間的にはAct.1の直後です。
ここからクライマックスです。皐月くんに声付くよ。
立ちはだかる数々の敵を味方に任せラスボスまで駆け抜けます。
皐月くんに見せ場がなかったのはとてもとても残念です。
いや、違う。皐月くんが締め括ってくれなかったのが残念です。
お前は結局何のためにいままで追いかけてきたんだ、と。


■分野別評価

・シナリオ 6
転て廻りですからね、輪廻の物語です。
シナリオは一人になっているけど実はサブで
章別に一人付いているらしく細かいところで統制が取れていない印象。


・キャラクター 6
結構多い。それでいて攻略可のキャラが3人ってのも思い切ったと思う。
しかし選択肢無しで攻略って言えるのかどうか。
日常キャラがあまりにも空気なのが寂しい。


・絵 7
原画は己即 是空さんですね。塗りは大勢かな?
差分重視の絵でなく挿絵、カットインに使われる絵が多かったように思います。
背景稀に変なのある。でも舞踏館は綺麗。

・ムービー 7
キャラは動かさずにどこまでアニメっぽく出来るかを目指したかのようなOP。
闇に光の奔流だけで遠近感を出そうとしたED。
EDは偏に凄いと思った。一見の価値あるかも。
スタッフロール見辛かったけど。


・音楽 7
出しゃばらずに雰囲気を提供し続けた縁の下の力持ち。
とは言え地味なのも確か。
だけれどもレベルが低いわけではない。


・歌 9
ああ、なんということでしょう。
ボーカルが5曲もあるなんて。
どれもよく世界歌ってます。
サントラ買えと?そう言うのか。


・声 8
二面性を持つキャラが数人居るんですが皆さん良い演技してますね。


・演出 6
SEの数とか軌跡とかは物語に入るのに十分。
でもあんな明滅すると目が。
クリア後声優コメントあるのは良かった。


・システム 4
どみるエンジンcs2。
セーブはクイック4、標準56の60箇所。
セーブ画面がスクロール形式で面倒だったり、
バックログにスクロールバーが無かったりするのは痛い。


・総合 67、総括
最初の一言に戻りますが、
転生と平行世界を混ぜるのは結構危険。
現状の把握がかなり複雑になる。
自分の意見としてはこれはオムニバスで、
各章の皐月くんにプロローグ以降の関連はないと踏んでいるんですが、
クライマックスで知らない筈のことを知ってたりするのが分からない。
そして何よりEDで二人が出会ったというのも結局平行世界というのも気に入らない。
そんな事より門が開いた世界の後を書いてくれと。仲間の奮闘もスルーしちゃったし。
平行世界なんて出しちゃったらあそこで別れて無くても可能性の一つとして
その世界は存在するんだから。
皐月くんが呪いを捨てたのだって今代の自分を特別に思ったからな訳だし、
また別の世界で出会えるんだから良いよね、てのは嫌だ。

あと、さり気なくサブライター入ってるみたいだけど文体統一して下さい。
他者視点あるのに主人公視点を意図的にカットしたり
ミスリード誘うのももっと丁寧にして欲しいなあ。
聖の存在がチート過ぎるのも拙かったと思う。

そういうの全部ひっくるめて、「普通」の作品との印象です。

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