塵芥の風積地:すたじおみりす「月陽炎 ~つきかげろう~」レビュー

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思ゆれば過ぎ去りし日の長きこと。

すたじおみりすさんから発売の
「月陽炎 ~つきかげろう~(DVD Edition)」レビューです。

ネタバレ注意

ルートは大まかに分けて5つ。
柚鈴、美月、鈴香、葉桐、双葉ですね。
メインの二人は途中でタイトルに戻されたりしますが
めげずにもう一度やる必要があります。
また、ルートに制限がかかっており、
鈴香は柚鈴攻略後、葉桐は美月攻略後、双葉は他4人攻略後に開放されます。

さて、DVD版は03年とは言え大して変わってませんからベースは01年な訳でして、
随分とノスタルジックな気持ちになりました。
気付いた点を挙げるとQセーブ無し、
画面サイズがVGA、
マウスホイールによるテキスト送り不可、
専用コンフィグ画面無し、
バックログからボイス再生不可、
ムービーをスクリプトで代用、
BGMが無圧縮wav。

が、それでも、です。
最小化時音停止、
BGVの採用、
テキストウインドウ無し。
テキストのキャラによる色分け、
無駄に凝ってるSE、
複数エンディング、ボーカル曲、
タイトル画面変化。
等々、時折今のブランドでもやってねーよと言えるものまであります。
個人的にはテキストウインドウ無しに衝撃を受けた。フリーダムすぎる。

中でもギャラリーが個別フラグであることや、
タイトルの曲、画像が変化する、
END後にヒロイン視点のテキストが入る、
などはALcotに継がれてますね。

さて、プレイ時間。
総計9:40くらい。
共通+柚鈴 4:20
鈴香 50
美月 2:50
葉桐 40
双葉 1:00
下4人は共通で既読スキップを駆使しました。

流石にメイン二人は長いですね。
共通部分が曖昧でよく分かりませんでしたが、
引いたら大体一緒になるでしょう。

インストール容量は1.43GB。
CDならギリ2枚でいけるか?ってところですね。
3枚組でしたね。

あらすじとしては、神社の手伝いとして訪れた地で
因縁にけりを付ける、そんな感じです。

■ルート別感想

・柚鈴
メインヒロインその1。対人恐怖症。
前半はとてもなごみ度の高いシナリオです。
その分中盤から終盤にかけて超展開と言えそうな流れです。
いや、ちゃんとOHPのストーリー読まなかったのが悪いんですけどね……
それにしても、簡単にヒロイン格を殺しちゃうのは中々新鮮ですね。

・鈴香
サブヒロインその1。柚鈴の姉。
救いのなさが半端ない。
一家全滅で逃避行ENDがトゥルーとかどうなんですか?
こんなに妹思いなのに。
というわけでFDがあるわけですか。

・美月
メインヒロインその2。貧血持ち。
BAD通らなきゃいけないのにそのBADがきつい。
強姦後に頸椎脱臼とか今誰を攻略してて、
今誰が死んだんだとか真剣に考え直した。
それを越えた後も内なる衝動に抗う日々ですよ。
そこはかとなく遠野くんですね。
しかし、柚鈴から悠志郎造ったって、
悠志郎何歳よ?明らかに年上な気がするんだが。
ここでも鈴香さんの不憫なこと、
ちょっと旅行行ってる合間に愛する妹、
それに父とその妻が死んでるんですよ。

・葉桐
サブヒロインその2。美月の母。
最初っから重い。重いというかコールタール。
一貫して負の面が出っぱなし。

・双葉
おまけヒロイン。探偵の卵。
いきなり主人公が探偵になっている。何が起きた。
事件の犯人も変わってる。何がry
そういえば唯一死人が出なかった気がする。


■分野別評価

・シナリオ 6
宮蔵さん。最近あんまり書いてない宮蔵さん。
シリアス、というかバトル面の描写は微妙だが設定と伏線の設置回収はそれなり。
広く見れば良く出来ていると思う。ただし周回プレイすることが前提。


・キャラクター 6
仁村有志、河原巽さん。
シナリオのために設定作った感がちょっと強いので。
それにしても複雑な人間関係ですよね有馬家。


・絵 6
仁村 有志さん。
時代もあって枚数が絶対的に少ないですね。
しかしED絵と集合絵は力入ってますね。


・ムービー 無
スクリプトを駆使したものをムービーと呼ぶなら5くらい。
まあ動くだけ凄いんですが。


・音楽 7
Manackさん。
音源を変えれば化ける。間違いない。
それとSEの充実具合は異常。


・歌 7
ボーカルはKIRIKOさん。
上に同じく楽器が古くさいが歌自体は悪くない。
しかも3曲ですよ?


・声 4 
まあ録音技術はどうしようもないですけどね……
ちょっと辛い、かなあ。


・演出 8
フラグ条件をアイテム制にしてみたり、
ルートクリア毎にタイトルが豪華になっていったり、
そういったことは純粋に素晴らしい。


・システム 3
まあこればっかりはしょうがない。


・総合 69、総括
独立してるけど繋がってる、そんな作品を久しぶりにやった気がします。
今のものは個別入ると各キャラの性格くらいしか残ってませんからねえ。
それにしても「私」が一人称な主人公は初めて……うん、初めてでしょう。
いやはや、変態紳士ってやつですね。

全体を通してみると、ちょっぴり重めの、
でも広がりのある締めでしたね。後は貴方が書いて下さい、的な。
双葉ルートでいきなり設定変えだしたのもそれの後押しでしょう。
悪く言えば投げっぱなし、ですが。




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